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印刷アイデア箱

おもしろい印刷の活用方法やアイデアのご紹介!

第10回|会社案内表紙カバー


No.170

「印刷見本」にもなるこだわりの会社案内

「2011年 会社案内をリニューアルしました。

“スクリーン印刷の会社らしさ”を表現するために、素材やインキにこだわった“スクリーン印刷”表紙カバーにしました。

素材やインキは増刷毎に変更していきます!バリエーションが増えていけば、その表紙が「印刷見本」としてご参考いただけます。

スクリーン印刷の特徴

スクリーン印刷
  • 布や金属など様々な素材、立体物に印刷できます。サイズもかなり大きなものまで印刷できます。
  • 印刷画線と色調が強烈で、耐光性に優れています。
  • 金・銀や蛍光、蓄光や香料など様々な特殊インキがあります。
【印刷できる材質】
紙、布、木材、金属、ビニール、硝子、プラスチック、ターポリン、ポリカーボなど

印刷見本 No.001


No.171

  • 印刷:シルクスクリーン印刷2C
    [黄色・ブルーメタリック]
  • 素材:軟質ビニール(ガーロン)裏キヌ目0.3mm

印刷順は1色目に黄色、2色目にブルーメタリックです。

黄色の上から、ブルーメタリックを印刷している部分はお互いの色が影響して、少し緑っぽく見えます。

1色目に印刷した色の上から2色目を刷る(色をのせる)ことで、“2色”の印刷でも“3色”の色味を表現できます。また色の『刷り順』でも完成の発色が違ってきます。

色と色の組み合わせを考えて、印刷することよって表現の幅を広げることができます。

1色目に黄色を印刷 2色目にブルーメタリックを印刷

細かい粒子によってブルーメタリックは角度によりキラキラと輝いて見えます。『メタリックインク』はブルーの他に、紫・黄・赤・銀 などがあります。

軟質ビニール(ガーロン)裏キヌ目

ガーロンの主な用途は「腕章」や「車検証入れ」などです。表面に絞ったような模様が入っておりくっつきにくく手触りもよく、上品な感じのする素材です。裏面のキヌ目はザラザラとした手触りです。
今回は表面に印刷しました。

印刷見本 No.002


No.172

  • 印刷:シルクスクリーン印刷2C
    [ブルーメタリック・水色]
  • 素材:和紙(奉書紙)

印刷順は1色目にブルーメタリック、2色目に水色です。

今回は紙素材なので、前回の軟質ビニールに印刷とはブルーメタリックインクの発色・色味が違います。

“和紙”がインクを吸い込むことによりブルーメタリックの“青”らしさは抑えめで、“金属っぽい渋さ”がでています。

また、凹凸のある和紙によりブルーメタリックの“メタリック粒子の輝き”がよくでていますその輝きに影響され、見る角度によって水色の色味が違って見えると思います。

素材とインクの組み合わせで楽しい演出ができます。

1色目にブルーメタリックを印刷 2色目に水色を印刷

細かい粒子によってブルーメタリックは角度によりキラキラと輝いて見えます。『メタリックインク』はブルーの他に、紫・黄・赤・銀 などがあります。

和紙(奉書紙)

習字などで使われる和紙。和紙らしい表情をよりだすために、凹凸のある裏面にに印刷しました。

印刷見本 No.003


No.173

  • 印刷:シルクスクリーン印刷2C
    [白・銀]
  • 素材:タント N-56 100kg

印刷順は1色目に白、2色目に銀です。

今回の素材は「タント」という特殊紙です。紙の表面に凹凸があるため、インキが均一におりないので、所々かすれています。しかしその独特のかすれや荒さにスクリーン印刷らしい「味」を感じられます。

白の上から銀をのせている部分は白っぽい輝き 社名は銀色

白の部分は、素材色のオレンジに影響され「真っ白」ではありません。白さをより出したい時は、一度印刷した後乾かして、さらに白を印刷することで白を表現することができます。今回は、白の色味を少し押さえてオレンジの色味を生かすため、白の印刷は1回のみとしました。

銀は輝きをより出すため、連続2回で印刷しました

タント(特殊紙)

独特の凹凸がある紙です。厚さは70kg、100kg、130kg、180kgなど。

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