スクリーン印刷
布枠貼りを使用した印刷方式「スクリーン印刷」。紙・布・木材・ガラス・プラスチックなど、さまざまな材質や素材、形状に印刷することができる、応用範囲が広い印刷です。サイズもかなり大きなものまで刷れます。
スクリーン印刷の特徴
さまざまな材質に刷れる応用範囲が広い印刷です。
「沙(しゃ)」とよばれる、枠に張った「スクリーン目」を通して印刷されることから「スクリーン印刷」と呼ばれます。
刷りたい絵柄以外を塞いだスクリーン版を用意し、版の上にインキをのせ、スキージと呼ばれるヘラでインキを擦りつけます。すると塞がれていない絵柄部分からインキが押し出され、刷りたい絵柄が転写されます。
“大きなプリントゴッコ”のようなものと考えていただければ、分かりやすいと思います。
No.181 レキサン0.3mm:白・裏刷り |
No.182 Tシャツ:白印刷 |
No.183 ベッチン1000×1500mm:黒印刷 |
No.184 NTラシャ黒210K:赤メタリック印刷 |
スクリーン印刷の特徴
- さまざまな材質や立体物などに印刷できます。
- サイズもかなり大きなものまで刷れます。
- 印刷画線と色調が強烈で、耐光性に優れています。
- 金、銀、蛍光、蓄光、香料、反射インクなどさまざまな特殊インクを刷ることができます。
刷れる材質
紙、布、木材、金属、ガラス、ビニール、プラスチック、ターポリン、ポリカーボ
など、さまざまな材質に印刷することができます。
※ただし、材質・形状によっては印刷が困難な場合もございます。
印刷の一例 ~幅広い場面で印刷されています~
ステッカー各種、メンバーズカード、名刺、のぼり、立体物(コップやボールペン等)、バナーフラッグ、内装イラスト、屋外用立看板、鉄板、標識、電照看板
スクリーン印刷の工程
“はじめからできるまで”のスクリーン印刷の行程を紹介します。
【01】 デザイン・版下データ
作りたいものの「図柄」「伝えたい情報」をカタチにします。デザイン決定後、スクリーン印刷用の「版下データ」をつくります。塗り足しや重ねをつくったり、刷る色ごとに分けるといった版分け作業を行います。
- デザインの「データ入稿」
- ラフ画からのブラッシュアップ
- 「新規デザイン」からのご提案、なども承っております。
【02】 版下フィルム
「版下データ」から、刷る色ごとの「版下フィルム」を出力します。
- インクジェットプリンタからダイレクトにフィルム出力
- カッティングマシーンでフィルムをカット
原稿や印刷用途・精度によってその都度、最適な方法で制作します。
【03】 製版[刷版]
「版下フィルム」をスクリーン版に焼き付けスクリーン印刷で使用する「版」を製作します。
焼き付けの際に付いたゴミなどは、職人の目で一つずつ丹念に除去して「版」を仕上げます。
【04】 スクリーン印刷
「インクを「調色」によって準備します。積み重ねた感と技で“色と対話”し、作ります。まさに職人の技です。
積み重ねた感と技で“色と対話”し、作ります。まさに職人の技です。その上からスキージと呼ばれるヘラで直接インクを擦りつけます。
【05】 加工・仕上げ
「断裁」「抜き」「ラミネート」「折り」など各種加工、仕上げ作業をおこないます。
最後に梱包してお客様にお届けとなります。